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Category: 交響曲第8番「ザ・グレート」

2007年05月31日

フルトヴェングラーの2種の「グレート」

「グレート」51年スタジオ録音フルトヴェングラーの演奏したシューベルトの「グレート」交響曲といえば、42年と51年(写真左)の録音が有名である。ともにベルリン・フィルを振ったもので、前者はライブ録音、後者はスタジオ録音である。世評の高いのは、おそらくは後者の方で、戦時中のライブ録音よりも、さすがに落ち着い造型が見事である。一方で、前者も、フルトヴェングラーの戦時中ライブ特有の熱狂的な演奏で、音は悪いものの確かに聴き応えがある。両者ともに評価する人がいるのもわかるのだが、しかし私は前から、フルトヴェングラーの「グレート」に不満がある。「いかにもドイツ的なシューベルト」という印象が拭えないからである。シューベルトはウィーンに生き、ウィーンで没した人である。フルトヴェングラーの演奏はオケがベルリン・フィルのせいもあろうが、ドイツ的な響きがしすぎて、どうも好きになれないでいた。

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